「どりー夢」の前身「あじさいの家」は阪神淡路大震災の時に全国の皆様から寄せられた復興基金で設立されました。 平成16年には特定非営利活動法人ICCCを設立し、震災時に皆でカをあわせ支えあったコミュニテイーケアの機能を持った地域づくり、誰もが暮らしやすいまちづくりを皆さんと一緒に行っていきたい、そして精神障害についての理解を深めてほしい、という理念のもと法人運営を行っています。

●法人設立の趣旨・目的

・趣旨

 こころの病気に罹った人たちが自分らしく生き生きと暮らしていくために多様な支援が必要です。居場所作りや相談事業、就労支援、住居の提供などそれぞれのニーズにあった支援を受けることで、障害を持ちながら地域で生きていくことが可能です。
それと同時に精神障害者に対する偏見をなくす活動も大切です。障害を持った人たちが偏見の目を向けられることのないよう、精神障害についての理解を地域に伝えていきたいと考えています。
阪神淡路大震災の被害を受け、被災地で地域の人たちはお互いに分け隔てすることなく助け合ってきました。そしてこの時設立された「伊丹こころのケアセンター」と現在の「どりー夢」は、地域の中で精神保健福祉事業を担い、地域を支えてきました。この時の復興をめざし支えあった心を忘れず、地域の皆さんと共にノーマライゼーションの理念にかなうまちづくりをしていきたいと思っています。このことは精神障害者に対してだけでなく、地域全体に貢献できるものです。
今後特定非営利活動法人ICCCとして精神障害者を支えるための精神保健福祉事業を行うと共に、地域の中で誰もが平等に生活できるよう、コミュニティーケアの機能をもったまちづくりを行なっていきます。
平成7年阪神淡路大震災の時に集められた復興基金を使って設立された「伊丹こころのケアセンター」の中に、同じく復興基金を使って「どりー夢」の前身「あじさいの家」が精神障害者小規模作業所として、精神障害者家族会「あじさいの会」によって設立されました。この事業を継承し拡げていくために特定非営利活動法人ICCCを設立することになりました。

・目的

 この法人は、精神障害者が地域で生き生きと暮らしていくために、それぞれの事業を通し個々のニーズにあった支援をすると共に、地域の中で精神障害者が暮らしやすい環境を作るために各機関と連携を持ちながら、地域がコミュニティーケアの機能を担うことができるよう働きかけるなど、地域の精神保健福祉に貢献することを目的とする。

平成16年10月1日
特定非営利活動法人ICCC(アイトリプルシー)
理事長  岡田 智子

●これまでの歩み

平成 8年 2月伊丹こころのケアセンター内に精神障害者作業所 あじさいの家 設立
 
平成13年 8月どりー夢と改称
どりー夢の印刷屋さん開始
 
平成15年 4月アトリエどりー夢 設立
 
平成16年 4月自立訓練事業 開始
(於:きららホール)
 
平成16年 6月特定非営利活動法人ICCC設立総会
 
平成19年4月カーサ デ どりー夢Ⅰ 開設
いたみコミュニティケアセンター 開設
障害者相談支援事業を伊丹市より受託
 
平成20年2月寺本にどり一夢移転
 
平成20年10月どりー夢
アトリエどりー夢が
地域活動支援センター指定を受ける
 
平成21年4月どりー夢共同作業所(就労継続支援B型) 開設
 
 平成22年1月カーサ デ どりー夢Ⅱ 開設
 
平成23年6月昆陽南にどりー夢共同作業所 移転
 
平成23年10月古本カフェ コラージュ オープン
(日本財団助成)
平成25年5月ICCC 発展計画策定
 
 平成26年4月アトリエどりー夢を南町に移転し、どりー夢デリカに名称変更
県の「緊急雇用創出事業」を受託し、ピアサポート相談窓口を開設
 
 平成27年4月どりー夢デリカを就労継続支援B型として開設
どりー夢ピアセンター(地域活動支援センター)を開設
 令和2年2月コロナ禍に伴い事業縮小

●組織図